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マイケル・サンデルの「白熱教室」を見た

  • 矢野敏夫
  • 2017年3月25日
  • 読了時間: 2分

マイケル・サンデルの「白熱教室」を見た(今頃?と言わないで・・・)

もう随分前の放送だったと思うけれど、むしろ今聞いて良かったと個人的には思った。

今の政治状況に対して目の前のことだけを脊髄反射的に抗議したり、あるいは擁護することは間違える可能性が高い。目の前の出来事が「どのような文脈で解釈されるべきか、それを正義の視点で捉えることができるのか」を考えることが必要ということが様々な議題から学べた。

第一回の討論の設問として出された「あなたは路面電車の運転手。走っていると線路の先に作業員5人が働いているのに気づく。スピードは出ていてブレーキを踏んでも全員を跳ねてしまう。だが、もしあなたがハンドルを切れば1人は跳ねてしまうが、あとの4人は救える。あなたはどちらを選択するだろうか?」からもう面白い。学生たちに意見を出させディスカッションさせていくことで考え方が広がっていく。 中盤のカントの理論は確かに難しいけれど、それ以外は概ね僕にも理解できた。

物事を判断する時に自分の狭い考えから一回抜け出し「社会的・人道的・歴史的正義」の視点で考えることの大事さを知った。

面白いので是非御覧ください。音声だけ抜き出して通勤時間に聞くのもあり。

#マイケルサンデル #ハーバード白熱教室 #正義

 
 
 

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