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天使 L'ANGE【監督】パトリック・ボカノウスキー

  • 矢野敏夫
  • 2017年2月17日
  • 読了時間: 3分

これも、イメージフォーラム映像研究所の通っていた時に見た。

スクリーンで見れたことは本当に良い経験だったと思う。

傑作であり、奇作、であり怪作であり気違いか天才の作った映画だと思う。

DVDも出ているし、こうしてyoutubeにも上がっているので見ようと思えば見られるのだが、これは映画館で見て欲しい。映画館で見た時、僕は涙を流しながら「天使」が見えたから。

未見のかたは是非ご覧になってください。

なんかね、頭がおかしくなりそうなんだけれど、耐えてると何かが見えるんです。

どうでもいいようなくだらない映画を見る暇があったら見て下さい。

傑作です!!

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イメージフォーラムの解説

【監督】パトリック・ボカノウスキー

【音楽】ミシェール・ボカノウスキーヴァイオリン、ビオラ:レジス・パスキエ、チェロ:フィリップ・ミユレール、コントラバス:フィリップ・ドロゴーズ 【スタッフ】映像・特殊効果:パトリック・ボカノウスキー、撮影:フィリップ・ラヴァレツト、装置・ミニチュア:クリスチヤン・ダニノス、パトリック・ポカノウスキー、仮面:クリスチャン・ダニノス 【キャスト】図書館員:モーリス・バケ、風呂の男:ジャン=マリー・ボン、召使い女:マルティーヌ・グチユール、サーペルを持つ男/手のない男:ジャック・フォ一ル、徒弟=マリオ・ゴンザレス、芸術家:ルネ・パトリャー、二女:リタ・ルノワール ■フランス映画・カラー・35mm・1時間10分・1982年・KIRA B.M.FILMS製作・1982年カンヌ映画祭批評家週間出品作品 ●これはまさにフランス映画における事件! 1984年4月、パリで一般公開されるやいなや、フランスのマスコミ各紙はいっせいに最大級の賛辞を送った。「ルーカスのスタジオで修業を積んだレオナルド・ダ・ヴィンチが作った、フランス最初のSF映画」(リべラシオン)。あの『アンダルシアの犬』の再来としてフランス映画界の話題を独占した、このまったく新しいアヴァンギャルド映画の登場でシュールレアリズムの伝統を持つフランス映画界にまた新たな金字塔が築かれることになった。 ●現代のフェルメールとカフカが創造した、光と音による鮮烈なイメージ! 物語は観客ひとりひとりの心の中に生まれる。あからさまなストーリーはここにはない。画家フェルメールが、小説家カフカが描き出したような七つのシークエンスからなる悪夢のように打ち奇せる幻想的な映像。ミシェール・ボカノウスキーの弦を中心にした魅惑的な音楽。光と音の鮮烈なイメージに、観客は迷宮に誘い込まれ「天使」と「悪魔」に出会うことになる。不可思議な登場人物を演ずるのはジャン・ルノワールの『どん底』などで知られる名優モーリス・パケ、パリの著名なキャバレー「クレージー・ホース」のかつてのスター、リタ・ルノワール、そしてパントマイム出身のジャン=マリー・ボンなど、異色の豪華キヤスト陣。 ●5年の歳月をかけた特殊効果撮影! 天井から吊るされた人形に突きかかるサーペルの仮面男、テーブルからゆっくり落ちる壷と飛び散るミルク、中世の木版画のようなイメージ、膨大な書籍の山とせわしなく働く図書館員たち、浜辺の透明な立方体の中の裸女と襲いかかる男たち。これらのイメージはメリエスの映画に見られるような古典的な特殊効果から、複雑なセット、特殊合成、1コマ単位の気の遠くなるような細密な技術が駆使されている。セット作りと撮影に2年、特殊効果と編集になんと3年!が費やされている。

http://www.imageforum.co.jp/bokanovski/

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